オリジナル小説、日常生活についてなど。
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「教科書、貸してくれてありがとうね」
「どーも」
「今度ジュースでも奢ってあげる」
「マジ? ラッキー。俺、ミルクティーがいい」
「ミルクティー? ……甘党だっけ?」
「あれ? 言ってなかった?」 「うん」
「俺、超ド級の甘党ー。ケーキバイキングとか大好きだしー」
「似合わないわね」
「うっせぇーよ」
「オンナノコみたい」
「悪かったな、女々しくて」
「悪くはないけど。意外よね。
ブラックコーヒーとか飲んでるイメージあったから」
「俺、ブラック飲めないぜ?
苦いの無理だもん。だからピーマンとかもキライ」
「分かった!まだまだ味覚がガキってことね!」
「いや、ソレすっごい失礼。っつーかおまえブラック飲めんの?」
「好んでは飲まないけど、飲めないこともないわ。
それに、ピーマンも大好きだし」
「甘いのは?」
「朝からショートケーキ、なんてのも有なくらい大好きよ」
「辛いのは?」
「キムチ鍋なんて大好物よ!」
「おまえ、好き嫌いなかったっけ?」
「ネバネバ系は無理」
「納豆とか?」
「想像したくもないわ」
「あれは美味いじゃん!」
「ちなみにオクラも無理」
「ふーん。じゃあ、おまえのお弁当にはオクラは絶対入ってないんだ?」
「そりゃあね。自分でお弁当を作るときに、
わざわざ自分の嫌いなもの入れないでしょ?」
「明日からはピーマンも抜きでヨロシク」
「はいはい。了解しましたよー」
「お前らさ、教室でいちゃつくのやめない?」
―――喧嘩した日のお弁当には、ピーマンの肉詰め入れてあげるわ。
それでもあなたは、おいしいって言ってくれるんでしょう?
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そりゃあね、私だって憧れたりするわよ。
だってオンナノコなんだもの。
彼とオソロイの物をひとつやふたつ、持ちたいって思ったりもするわけよ。
でも、そんなこと言ったら、
キャラじゃないって爆笑されるのがオチでしょう?
「お、このマグカップ、新しくない?」
「正解。良く気づいたわね」
「いいじゃん。俺、この柄好き」
「そう? ありがとう」
実はね、あなたの分もあるんだよ、って
喉まで出かかった言葉は声にならない。
青いストライプ柄のマグカップは年頃のオンナノコが持つにしては、
少々地味すぎるというか、クールすぎるというか。
とにかく、可愛らしさが欠けることは確かだ。
本当は、ピンクの花柄の方がずっと可愛くて、ずっと素敵だったのよ?
でも、あなたはピンクの花柄なんて嫌でしょう?
そんなマグカップ、絶対に使ってはくれないでしょう?
だから、おそろいにするために、わざわざ地味な青を買ったのに。
彼だって案の定、その柄を気に入ってくれたのに。
―――隣の部屋には、綺麗に包装された全く同じマグカップがあるのに。
素直になれない自分のなんて憎いことでしょう。
「なあ、これ、どこで買った?」
「駅前の雑貨屋さん。
何回か一緒に入ったことあるから、知ってるでしょう?」
「ああ、こないだエプロン買ったところか」
「買うの? そんなに欲しいならあげるわよ?」
だって、どうせもうひとつあるんだから。
「いや、いいよ」
「そう?」
だから、あげるって言ってるじゃない。
ねえ、そろそろ悟ってよ。
「だって、俺だけ持っても意味ねえもん」
ああ、ねえ、ちょっと待って。
新品のあなたの分のマグカップをちゃんと用意しているから。
(ねえ、もしかして今、以心伝心した?)……………× 以下、コメント返信です。 |
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「あ、」
「お。何だ、おまえも今帰り?」 特徴的な八重歯を見せながら笑って、君は頷いた。 ああ、なんて愛らしい想い人。 ああ、なんて悩ましい片思い。 「おまえさ、帰宅部じゃなかったっけ?」 上靴を脱ぎながら、平然を装い話しかける俺は超カッコ悪いと思う。 「委員会、長引いちゃってね」 隣で靴を履き替える君。 茶色のローファーになぜかときめいている俺。 君を好きになったキッカケとか、今ではあまり鮮明に思い出せないけれど。 特別美人なわけでもなく。 男子からモテるわけでもなく。 少し地味で、大人しい君。 でも良く聞けば透明感が溢れる柔らかい声に、 音楽の授業、合唱の時間はドキドキが止まらない。
ふわふわしていて、甘い君。 真っ白な綿菓子のような君の唄。 「おうち、どの辺だっけ?」 「バス停からちょっと行ったところ」 「ほんと? 私の家、バス停のすぐ手前だよ。意外と近いんだねー」 無垢な笑顔の愛し君。
こんなチャンス、もうないと思ったんだ。 だから、無い勇気を振り絞って言ったんだ。 「マジで? なら途中まで一緒に帰るか」 出来るだけサラッと言うために頑張った俺は、超ダサいと思う。 うん、とまた八重歯を見せて笑う君は、やっぱり綿菓子のように白かった。 いつか、並んで帰ることが当たり前になることを夢見て。 君の隣をゆっくり歩く、ダサい僕。 |
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はじめましての方も、
そうでない方も。 こんばんは。 シュラといいます。 小説など、文章メインのブログになります。 まだまだ未熟なもので、拙い文章ですが、 少しでも多くの方の心に響くよう、日々精進したいと思っております! 学生なため、試験前やレポート提出前などの更新はのんびりになりますが、 ゆっくり、マイペースに続けていくつもりですので、 どうぞ、よろしくお願いします。 以下、あいこさんとかぜゆめさんへ。 |
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