オリジナル小説、日常生活についてなど。
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目が合うと、ドキドキするから。
あなたがこっちを見かけたかと思えば、すぐに視線をそらした。
楽しいおしゃべり、昼休み。
友達越しにあなたを見ていること、誰にも気づかれたくないの。
「探してるのコレ?」
「あ! ありがとう!」
「どーいたしまして」
落としたシャーペンを拾ってくれたあなたと、
そんな3秒で終わる会話を交わして2ヶ月。
まともな会話をしたこと、ないけど。
そもそも、あの日以来、会話すらしていないけれど。
私は、いつでもあなたに釘付けなのに。
バレないように見ているから、バレないのは当たり前だけど、
いつかバレたらいいな、っていう矛盾だらけの恋心。
柄にもなく、毎日メイクをバッチリ決めたり、髪形可愛くセットしたり。
全部、あなたのためなんだよ。
絶対言えないけどね、伝わればいいな、なんて思っちゃう。
きっと私は、不器用なんじゃなくて、弱虫なだけだから、格好悪い。
「ちょっと、何ボーっとしてるの?」
「え。わ!」
「あ」
ちゃんと友達の話を聞いていなかったことがバレて、
焦った私の手から落ちた蛍光マーカー。
友達の近くに転がって行ったが、
あ、と言った彼女に、拾う気はないらしく。
席を立ったと同時に、床に落ちた蛍光マーカーは消えた。
驚いて顔を上げれば、あなたがいるから、もっと驚いちゃった。
「はい、コレでしょ?」
「あ! ありがとう!」
「どーいたしまいて」
ニコリと笑ったあなたに、胸のキュンキュンが鳴り止まない。
ああ、この蛍光マーカーで線を引いたら、
どんな長い教科書の文だって丸暗記できそうよ!……………× 以下、リンク追加報告です。 PR |
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リンクに1件追加させていただきました。
私が敬愛している短編小説のサイト様です。 ふわふわしている小説に、いつも心癒されています…! 良ければ皆さんも、足を運んでみてくださいね。 以下、コメント返信です。 |
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0574W.S.Rの、小説系短編小説部門に登録させていただきました。
リンクの方から飛べます。 気が向けばクリックして頂けたら幸いです^^ バナーも作ってみました。 プロフィール画像になっています。 歌っているのは、大好きなアーティストさんです。 一応、コレだけじゃ顔は分からないかな……と思ったのですが。 肖像権的に大丈夫なのか微妙ですよね^^; もしダメでしたら、消しますので、教えてもらえたら嬉しいです! |
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「えー! 喧嘩したことないの? アリエナイ!」
友人の言葉に、私はムッと頬を膨らませた。
「どうしてよ。仲良しなの! いいことじゃない!」
「喧嘩するほど仲がいい、とも言うでしょ?
お互いに気を遣って、無理してる証拠なんじゃないの?」
失礼な言葉に『そんなことないわよ』と言う強気の私がいる。
でも、心の中では『やっぱり喧嘩したほうがいいのかしら!』なんて、
焦っているチキンな私がいる。
喧嘩するほど仲がいい、だなんて迷惑な格言作ったの、一体誰よ。
付き合って半年と1ヶ月になる彼と、まだ一度も喧嘩をしたことがない私。
最初はね、いいことだよねって素直に喜べた。
だって、彼とそれだけ気が合うってことだし、
彼とそれだけ相性がいいってことだし、彼がそれだけ優しいってことだし。
なのに、ちょっとの言い合いにもならないなんて、やっぱり変なのかしら。
私は、別に彼に気を遣っているつもりもないし、
彼に気を遣われているつもりのないけれど。
もしかしたら、彼は私に気を遣っているのかしら。
「ねえ、突然なんだけどね」
「何?」
難しく考えるのはね、得意じゃないの。
だから、頭がパンクしちゃう前に、聞いちゃうね。
「私に気を遣ったり、してる?」
「は? ……何言ってんの?」
「だからさ、いつも凄く優しいからさ」
「それが気を遣われてる気分だったワケ?」
―――おかしいな、こんな予定じゃなかったんだけど。
どんどん低くなる彼の声に、少しビクっとした。
「おまえがそういうコト言うとは思わなかった。
誰がおまえに気ぃ遣うかよ。
っつーか俺ってそんなに信用ない?」
「……そ、そんなに怒ることないじゃない!」
「なんだよ、おまえが怒らせてんだろ」
「別に、そういう意味で言ったんじゃないわよ!
ただ、友達に『喧嘩しないなんて気を遣い合ってる証拠』って言われて、
ちょっと気になっただけじゃない!
ちょっと、不安になっただけじゃない!」
だってずっと一緒にいたいんだもの。
だって、別れるなんて、1%の可能性もあったら泣けちゃうんだもの。
ねえ、素直に言えない私って、可愛くないね。
俯いた私。
黙った彼。
時間は流れていないようで、今も流れているんだね。
なんだか、それって、ちょっぴり怖くなるのはどうしてだろう。
「……さっきも言ったけど。俺、別におまえに気とか遣ってないから。
好きな奴に精一杯優しくしたいって思うのは、フツーのことだろ?」
こんなときまで、優しいね。
私も、あなたに精一杯の優しさをあげたいと思ってるよ。
だって、精一杯、あなたに愛情を注ぎたいから。
「ごめんね」
「俺も、ごめんな」
「大好きだからね」
「知ってる」
顔を上げた素直な私。
顔を近づけるのは彼。
ふたりそろって、そっと目を閉じた、幸せな午後。 |
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